ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]「馬が繋ぐ人の縁」がここに結実。マイペースで鮮やかに逃げ切ったメイショウタバル&武豊騎手&石橋守調教師が、嬉しいGⅠ初制覇!~2025年・宝塚記念~ 2025年6月16日 多くの重賞レースの実施時期が見直された2025年。その中でもとりわけ、大きな変更となったのが宝塚記念である。暑さや梅雨の影響を考慮され、これまでより2週間前倒しとなって安田記念の翌週に移行。そのため、7週連続GⅠ開催が実現したものの、近畿地方は既に梅雨入りしており、肝心の天気は曇り。馬場状態は稍重でレースを迎えた。 そ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]現役最強マイラーから史上最強マイラーへ。早目先頭から危なげなく押し切ったジャンタルマンタルが、3年連続のGⅠ制覇!~2025年・安田記念~ 2025年6月9日 春のマイル王を決める安田記念。2025年から宝塚記念が翌週におこなわれるため、2000mを得意とする馬の参戦は今後減少しそうではあるものの、国内外のGⅠ馬はもちろん、3歳ベストマイラーの称号を手にした馬、スプリントGⅠ勝ち馬らが参戦。さらに、4歳から8歳まで5世代のバラエティー豊かな18頭が顔を揃えた。 最終的にオッズ... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]馬を信じ、己を信じて人馬一体となったクロワデュノール&北村友一騎手が、完璧なレースで7950頭の頂点に~2025年・日本ダービー~ 2025年6月2日 2022年に生まれた7950頭の頂点を決める日本ダービーは、すべてのホースマンにとって目標であり、夢と憧れの舞台。一方、馬にとっては生涯一度の晴れ舞台で、我々ファンにとっても特別な日といえるだろう。 普段は競馬を見ない人でもダービーだけは見る、馬券を買うという人は少なくない。一年を締めくくる有馬記念にも似た側面があるが... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]30年越しに花開いた名牝の血。追い比べを制したカムニャックが樫の女王戴冠!~2025年・オークス~ 2025年5月26日 桜花賞の1から3着馬による三強対決の図式となった2025年のオークス。思い返せば、ウイニングチケット、ビワハヤヒデ、ナリタタイシンによる対決や、アドマイヤベガ、ナリタトップロード、テイエムオペラオーによる再戦など、三強対決と称されたダービーは数あれど、ここまで明確に三強の図式となったオークスはあまり記憶に無い。 桜花賞... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]近走の鬱憤を晴らしたパンジャタワー。鮮やかな巻き返しで復活のGⅠ初制覇!~2025年・NHKマイルC~ 2025年5月12日 節目の30回を迎えたNHKマイルC。前身は、ダービートライアルとしておこなわれていた芝2000mのGⅡ・NHK杯で、創設以前はマイル以下に適性のある3歳馬(特に牡馬)が目指すGⅠは存在せず、クラシックに出走権がない外国産馬が目標とするレースも春には存在しなかった。 こういった馬たちの目標となるために創設されたのがNHK... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]激しい叩き合いを制したヘデントールが、長距離界の頂点を極めるGⅠ初制覇!~2025年・天皇賞(春)~ 2025年5月8日 昭和元年から数えて100年目にあたる2025年は、京都競馬場にとっても記念すべき開設100周年。現在の京都競馬場、いわゆる淀競馬場は三代目で、初代は1907年、現在の京都市下京区に新設(島原競馬場)され、火事で消失した後は須知町(現・京丹波町)に場所を移した。 その京都競馬場でおこなわれるレースの中でもひときわ格式高く... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]極上の末脚を繰り出したエネルジコが、無傷3連勝でダービーの切符を獲得!~2025年・青葉賞~ 2025年4月28日 開催替わりとなった東京初日のメインレースはダービートライアルの青葉賞。天皇賞(春)の前日におこなわれていたこのレースもまた、2025年から開催が1週前倒しされ、本番までの間隔は中4週となった。 最大11連休の幕開けとなるこの日の東京競馬場は、フリーパスで入場無料。土曜日にもかかわらず入場人員は54206名とGⅠ開催日並... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ 中央競馬ニュース [重賞回顧]これぞマジックマンの真骨頂! 競馬に絶対がないことを証明したミュージアムマイルが、逆転の一冠奪取~2025年・皐月賞~ 2025年4月21日 近年の出走動向の変化を踏まえ、GⅠとの間隔を広げるために複数の前哨戦の実施時期が見直された2025年。ところが、いざGⅠが始まってみると、前哨戦が例年より前倒しされた3レースの勝ち馬は、すべて前哨戦やトライアルに出走しなかった馬だった。さらに、サトノレーヴとベラジオオペラに至っては、GⅠが今季初戦。桜花賞もトライアル不... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]花散らしの雨を切り裂く末脚を発揮したエンブロイダリーが、49年ぶりの快挙で桜の女王戴冠!~2025年・桜花賞~ 2025年4月14日 5年ぶりに良馬場以外、雨中の決戦となった桜花賞。近年は阪神ジュベナイルフィリーズからの直行組が結果を残しているものの、2024年の同レースは史上初めて京都で開催された。また、トライアルのチューリップ賞とフィリーズレビューは、これまでより1週前倒しで開催されるなど、桜花賞に至るまでの過程は例年とやや異なっていた。 さらに... 齋藤 翔人
ニュース・ブログ レース回顧 [重賞回顧]マジックマンと夢を掴んだサトノレーヴが、秋の雪辱を果たすGⅠ初制覇!~2025年・高松宮記念~ 2025年3月31日 GⅠシリーズの本格的な幕開けを告げる高松宮記念。この路線、すなわち1200m戦のレベルがオセアニアと並んで世界屈指といわれるのが香港で、高松宮記念と同日におこなわれた当地のGⅡスプリントCは、地元馬カーインライジングが楽勝した。同馬はこれで11連勝を達成。絶対王者の地位を確固たるものにしつつある中、対照的に、日本の短距... 齋藤 翔人